人生のおつまみ

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本好きの下克上とはめふらとレイアース-『かわいいキャラが登場する異世界転生物3作品』

異世界転生は意外に数十年前から展開していることに気づいた。今クールのアニメをチェックしているとキャラがかわいいと思える作品が3つあったのでそれらについて書いていく。

 

本好きの下克上

 

2クールが放送中の本好きの下克上。本好きのマインが前世の知識を利用して、自らの人生を切り開いていく物語。体力はないから、知識をメインに使って戦っていくのが新しいのが、この異世界転生物語の面白い部分。

 

見ていてほんわかするんだけど、いきなりシリアスに入るから気が抜けない。アニメに関しては、中世ヨーロッパ風の世界観なので、どこか夢物語的な印象を持ってしまう。日本とは全然違うから、マインは最初に戸惑うけど、人間って慣れてしまうから、あっという間に適応していく。

 

キャラデザが良くて、マインなどの登場人物の喜怒哀楽がしっかり表現されている。特に笑顔の描写が最高で、シリアスな展開を乗り越えた時には最高の笑顔になっているのが素晴らしい。この辺の感情表現がアニメの人気に繋がっていると思う。

 

あと、OPとEDが最高の出来。特にEDは子供に見せたら喜びそうな作風になっている。物語的には、シリアスな場面は人間の欲望や嫉妬が表現されているので子供に見えたらどうかなあと思う展開もあるけど、マインが成長していく姿は、どこか自分の子供時代を思い出すこともあって、かなり楽しく見れる。

 

本好きという属性に、中世ヨーロッパ風て物語の設定はすごく相性が良かった。本という希少性に加えて、それを求めて異世界で奮闘していくストーリー。かわいいキャラと異世界での苦しさというんはギャップがあってすごい。

 

 

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…

 

「はめふら」と略する作品。これも現在放送・配信中で、楽しく見る事ができる。悪役令嬢という、普通ならライバルキャラで主人公に打ち倒される役割のキャラが主役というのにギャップを感じた。中々にない話だと思う。

 

これもキャラがかわいいのだけど、主人公のカタリナが傍若無人なキャラから、家族・友達・婚約者想いのキャラに変わるのはすごくビックリする。自分の結末、特にバッドエンドが分かっている前提なので、カタリナは何でも人生を好転させるために奮闘していく。

 

かわいいキャラデザで見ていてほんわかする。とは言え、カタリナの運命は過酷であり、出会う人物ほぼ全員と良い関係を結ばないと破滅するという状況だ。そこから未来を勝ち取るために、コミュニケーション力を発揮して、試行錯誤していく姿には、働く大人の姿を垣間みてしまった。

 

最近は、悪役令嬢が主役の物語が続々と出てきている。これは、ライバルを主人公にして、いかに破滅から身を守るかという展開がベースになっている。悪役を主人公にすることによって、自分の立場を如何に変えるかということに主眼が置かれている。

 

アニメは動画サイトで配信しているので、見るといいかもしれない。作画レベルも高くて、これもほんわかする作品だ。見ていると、登場キャラ全員とフラグを立てている。これまでに無かった物語性に少し戸惑うけど、異世界転生物はこのぐらいぶっ飛んだ方が面白い。

 

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魔法騎士レイアース

 

マンガは1993年、アニメは1994年に開始された作品。キャラもかわいいのだけど、ロボットが出てくるということで、男女関係なく話題になっていたとか。最近になってスパロボに参戦していたら気になって調べてみたら、見た事がある異世界転生物だった。

 

バトルメインかと思ったら、恋愛もあって、さすがCLAMPさんと言った所。かわいいもあるけど、マンガの原画などは綺麗の一言。Wikipediaを調べていたら、色んなゲームのプラットホームでゲームが販売されていて、かなり人気だったみたい。

 

OPは『ゆずれない願い』で田村直美さんが紅白歌合戦でも歌ったとのこと。かなり良い歌でこれは人気作品になると感じた。ゲームにもよくマッチしてるし、スパロボでも曲が聞きたいから優先して使っていた。本当に良かった。

 

突拍子な所では、ヒロインの姫を助けたと思ったら、ラスボスだったという部分。かなり斬新で、最初はかなり戸惑った。根底には愛があって、実は主人公達が悪者という展開は今では散見されるけど、20年以上前からあったというのは驚き。とはいえ、探せばもっと昔からあるのかもしれない。

 

キャラも魅力的で、みんなどこか憎めないのが面白い。昔ビデオで見た記憶があるけど、スパロボをして少し思い出した。展開は王道なんだけど、結末にどんでん返しがあって、最後まで見るとご褒美を貰った気分になる。ゲームで作品の魅力を再認識できるというのは、マルチメディアミックスでいいと思う。

 

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  • 発売日: 2010/12/22
  • メディア: DVD