人生のおつまみ

好きなことを基本的にはコラム形式で書いています。スポーツ、アニメ、書籍、産業をネタにしています。

本を反復して読むのはいいことか

僕は本は基本2回読む。1度読んだだけではしっかり理解できないからだ。流し読みしてから読むと、どこが大切か、読むべき箇所はどこかが分かるようになる。特に学生の勉強や社会人の仕事としての読書のときには役に立つ。

 

学生時代に読んで本の中で、小説はだいたい憶えているが、詳細な物語は中々憶えていないことが多い。あんなにハマって読んだのにも関わらず憶えていないというのは時間を無駄にした感がある。別に後悔はしてないけど、憶えていたい気持ちはある。

 

自分が好きで何回も読んだ本はかなり憶えているから、やはり反復は必要になると感じた。数回読んだだけで、憶えている箇所は意外に増えているもので、読んで楽しい本、読まないといけない本は繰り返し読んだほうがいい。

 

人間は、基本的に頭に入れた情報はすぐに忘れてしまう。忘却曲線などが記憶術や読書術の本で出てくることがあるが、1日経つだけでかなりの部分を忘れてしまう。悲しいことだけど、反復というのはシンプルだけど結果が出やすい方法でもある。

 

反復という方法は受験では鉄板の方法で、1冊の参考書をくり返せという手法はよく言われているようだ。勉強術の本でも扱われていて、暗記したり理解する時に広く知られた方法とのこと。

 

とはいえ、全部反復しても時間がないので、取捨選択は必要である。仕事だと読むべき本が分かっているので、1冊を選びやすい。それを繰り返し読むだけでかなりの知識がつく。

 

じゃあ、それ以外の本はどうなのかというと、自分にとって必要そうな本を選んで読んでみるのがいい。ビジネス書でも、小説でも「これは楽しそう・役立ちそう」と感じたを手に取ってみる。1冊集中して読むだけでかなりの充実感があり、知識は付随してついてくる。

 

難しい本を読むときもそうだが、何度もくり返し読む事でかなり頭に残っていることが実感できる。達成感もさることながら、写真を見たように、あるページが頭に浮かんでくることもあったりして、かなり脳みそに叩き込まれてしまう。

 

反復読書はシンプルで行動のハードルが低く、即効性が高い。読書ノートを取ってもいいけど、飽きやすいし、時間も掛かってしまう。何回か読んでいると自然と理解できることもあったりするから割と便利。僕としては、1冊真剣に読む本は、何十回も反復して読むべきだと思うけど、気楽に読むなら2回で十分だと思う。

 

 

7回読みという読書法があったけど、これをマネしてもいい。専門書向けのやり方だと思うけど、小説でも3回読むと、多角的に分析できて面白い。小説ってキャラクターの追体験をできるのが強味だけど、そこから仕事のヒントもあって中々に参考になる。