人生のおつまみ

好きなことを基本的にはコラム形式で書いています。スポーツ、アニメ、書籍、産業をネタにしています。

ビッグデータで変わる野球とAIを使った藤井聡太七段の将棋

スポーツはデータで変わってしまう。フライボール革命について書かれているが、ビッグデータを用いてスポーツを解析すると、これまで定石と言われていた手法でさえも時代遅れのものになってしまう。野球だけではなくて、日本将棋が有名だ。ただ、はたしてデータを解析することによって、スポーツなどが進化するのはいいが、それで困ることはないのだろうか?


藤井聡太七段が棋聖戦に勝利し、タイトルを獲得したが、藤井七段はAIを活用しているとのこと。欲しいものに、CPUを要望する辺、しっかりとAIの技術を使いこなしているようだ。将棋はこれまでコンピュータによる解析は難しいとされていた。取ったコマを再び使用できるというチェスと異なる点があるからだ。ただ、CPU、GPUの性能上昇によって、個人レベルでも高度なAIを使うことが可能になってきた。

 

[参考]:『ポスト・スポーツの時代』いま、私たちが見ているのは、これまでとは違う「スポーツ」だ - HONZ

 

今では6億手を読めるのですが、それは一つの局面での手を予想し、それを何度もくり返す。決して6億手先を読むのではなくて、打てる手を6億手を予想する。AIで何が変わるのかと言うと、それで今まで合理的な定石を否定し、まったく新しい手を提示すること。そーゆー、データを駆使してスポーツなどを行うことがこれからの「定石」になるかもしれない。


一野球ファンとしては、過去の手法が否定されるのは嫌な気持ちもあるのですが、それが新しい手法の確立に繋がると少し嬉しくなる。スポーツに対してデータを使われるのは昔から行われている。今だと技術の進化によってビッグデータによるさらなる進化が始まっている。見ている試合は同じだが、戦っている選手などの意識改革、練習形式などは大きく変わっている。

 

棋士・藤井聡太の将棋トレーニング -Switch

棋士・藤井聡太の将棋トレーニング -Switch

  • 発売日: 2020/03/05
  • メディア: Video Game