人生のおつまみ

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「小説の神様」を読んで-商業的に売れるには、才能・編集・運の要素が大きいのでは?

小説を書くというのはすごく至高なことではあるけど、商業主義的に言うと、売れないと意味がない。自然と売れる作品なんて、1%にも満たないし、ブームに乗れと言われても、運の要素が強すぎて、ほとんどの作家は商業主義になってしまうと思う。鬼滅の刃が話題だけど、作者の力もあるが、編集者や宣言担当などの力も大きかった。商業主義とはいえ、作家一人の力ではできることの限界があるのは当然であり、それとどう向き合うかが問題だ。どんなに自分が良いと思っているストーリーでも他人から見たら全然面白くなかったりする。自分と他人の面白さが共有すればするほど面白いと思ってもらえて、売れていく作品になるだろう。 

小説の神様 (講談社タイガ)

小説の神様 (講談社タイガ)

  • 作者:相沢 沙呼
  • 発売日: 2016/06/21
  • メディア: 文庫