人生のおつまみ

好きなことを基本的にはコラム形式で書いています。スポーツ、アニメ、書籍、産業をネタにしています。

重力 就職絡むと研究難しいか

 重力って何だろうと思う。毎日、絶対に人体に負荷されている力なのに目に見えない。日常的な力な割に、その本質がよく分かっていないという不思議。物理で運動方程式を学ぶけど、そこに基本的な力として、問題になることが多くある。簡単な問題も多くあったけど、基本的には、質量×重力加速度で表現される。かくのはシンプルだけどその本質は難しい。宇宙にも関係する重要な概念だけに、その本質を知ろうと物理学を学び出すと時間がいくらあっても足りない。目に見えないのは空気と同じだけど、顕微鏡を使っても見えない重力はすごく不思議な存在。宇宙に行った宇宙飛行士が筋トレをしているけど、あれは無重力で筋力の衰えを軽減するためにしている。それぐらい重力は大きな力。

 相対性理論だと、強い重力で光が曲がるという。SFじみた概念に思えるけど、実際に起こること。まあ、そんな強い重力が地球の近くにあると、太陽系の関係がおかしくなって、地球の環境が変わってしまう。マンガや小説などでも題材になると思うけど、重力が物語の世界では魅力的。アニメやマンガで重力操作を出来る人間などが出てきて、地球上で重力1000倍とか使ってた。無茶苦茶だけど、非常に面白く、重力ってすごいなと思った記憶がある。実際の物理学として、実現するのは難しそうで、実現しても地球環境が大変なことになりそうなので、重力の影響を強くすることはないと思う。空を単独で飛ぶといった、ドラえもんの世界を実現するために、開発されるかもしれない。

 重力を本気で研究したいなら、大学に行ったらいいと思う。だけど、結構辛いらしい。物理学を研究していた知人が、就職した後に研究室での経験を辛いと言っていた。大学院に行くと就職がそもそも難しくなるとのこと。確かに、工学的な応用は難しいし、実際に役に立つの?と言われると言い返すのはしんどいと思う。何か、実用的な学問かそうでない学問かの問題になりそうだけど、就職を結びつけると、よっぽど優秀で大学に人脈なりコネがないと物理学の研究は続けるのは難しい。学問を極めるには、よっぽど優秀か人脈、お金を持っていないといけないということだろうか。そう考えると、キン肉マンキン肉マンスーパーフェニックスの関係を思い出してしまう。そういえば、キン肉マンの世界では、ゆで理論で重力がかなり便利なものになっているので、そこでの研究は面白いかもしれない。

重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る (幻冬舎新書)

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月収50万円 好景気の時代感覚か

 阪急電鉄の広告が炎上したそうだ。しんどい仕事で月50万円、好きな仕事で月30万円という選択があった。今の時代だと、大企業で無い限り、しんどい仕事で月50万円って難しいと思うし、好きな仕事で30万円なんてもっとない。イメージ的にバブル時代なのかなあと感じた。あの頃は、残業代が出る企業も多かったし、大手企業が子会社を雨後のタケノコのように作っていた時代と聞いた。ネットでは、トラックの運転手で1000万円稼げたというサイトを見かけたけど、昔、大企業にいた方に話を聞くとかなり羽振りが良かったらしい。バブルの時代は、土地の価格がどんどん上がっていくから、買えば買うほど儲かるという時。企業も子会社をどんどん作るわけだ。

 でもね、この投稿の筆者がこう思っても仕方がないと思う。80代と書いてあるし、定年時でも1990年代。ということは、バリバリの現役の頃は日本の景気が非常に良かったということ。おそらく、研究者ということだから、大きな企業や研究所に在籍していたはず。だとすると、自分の月収基準で考えてもおかしくはない。今でも研究を続けていると思うけど、経済的に安定しているのなら、色んな現実を知らないのも無理はない。まあ、この広告を見ていると、投稿している人は、『社会の成功者』が多いから、一般市民と考え方がかけ離れても仕様がないと思う。なんだかんだ言って、自分の経験が物事を考えるベースになる。昔は好きな仕事で月30万円も稼げるというのはすごい時代だ。

 「月30万円は給料としては、少し低いぞ」みたいに言っているように見えるし、本当に昔は良い時代だったんだなあと思ってしまう。両親の世代の人に話を聞くと、株がどんどん上がってすごかった、と言っていたし、知識や経験がなくても、月30万円ぐらい軽く稼げたんだなあと。特に、大企業だと相当ボーナスを貰っているはずだから、本当にすごい時代。人のイメージって怖い。こういうお金に関する広告は、どうしても敏感になるから、気をつけた方がいいのかもしれない。ネットニュースだと、阪急電鉄は関西の私鉄トップ企業だから、月収ベースも高いから、この広告の違和感に気づかなかったとか。私鉄大手で、多くの人の目につき、SNSに投稿されやすい。広告って難しいけど、庶民感覚的なものを考えないといけないと思う。

『プロメア』を観て

 堺雅人さんが声優をしているので気になっていた。グレンラガンキルラキルを思い出すし、安心のトリガーが関わっているだけあって、作品としてはすごく高品質で面白かった。泣けるよりも燃えて♡が強くなる作品だけど、男女関係なく面白いと感じると思った。絵は独特だけど、男性キャラはかっこ良く、女性キャラは可愛いという印象。

 火を消すことを生き甲斐にしている主人公に、それを見守るラスボス、犯罪者からヒーロー、ヒロインにクラスチェンジしていくライバルもいたりして楽しく観ることができる。グレンラガンのキャラに似ている主人公だけど、印象はまるで違った。キャラの熱さ的には100%で、よく2時間に盛り込んだなと。

 やっぱり安心安全の堺雅人さん。静かな演技から本性を出したときの演技には圧倒される。リーガル・ハイを思い出す。声を荒げて、すべてを否定するのは堺さんらしい。今回はアニメ声優と舞台出身声優が混じっているけど、いい塩梅だった。主役まわりに人気声優を出しているのはさすが。声優って度々話題になるけど、配置的にはいいんじゃないかと思った。

promare-movie.com

 

『多読術』を読んで

 自分なりの読書法って大事。活字中毒にまでならなくても、好きな物語、専門知識、雑学など手軽に読んで、頭の中に入れればいいと思う。僕の場合は積読になって、読んでいない本があるのに、次々本を買ってしまうので、とりあえず読んでみることにしている。全部読む必要はなくて、最初の50ページとか読めばOK的な緩い条件で読んでいる。そうすると、気持ち的に軽くなって、本を次々と読めるようになってくる。買った本は全部読むもの!という意識は買うけど、趣味、仕事としての読書としては不適切。もちろん、読んでもいいけど、僕は最後まで気持ちが続かない。自分で何ページ読むかを決めれば、ページ数で読む内容が決まるので、継続的に読む続けることができる。

多読術 (ちくまプリマー新書)

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 学校で習った読み方を応用させてもいいし、自堕落な読み方でもいい。資格とか勉強してある程度の点数が必要な場合を除いて、本を読むことってもっと自由にしたらいいと思う。それにしても、本は最初から全部読む必要があるのだろうか?専門書なら分かるけど、ビジネス書とか実用書は自分の必要な部分だけをピックアップして暗記するなりメモするなりするだけでいいと思うのだが。大学時代は、テスト・レポートに出る部分とその周辺だけを勉強していたけど、研究や仕事以外の、テスト形式をクリアするだけならピックアップ的読書法がいい。ビジネス書なんかでも紹介されているけど、本が好きな人ほどできなかったりするので、読んでいない本が大量にあるなら導入してみたらいいと思う。

 本って自分なりの方法で読むのが大切。最初は人のマネでもいいけど、その内自分なりの読書法になってくる。読書って本来楽しみながらするもの。知識欲を満たしてくれるものだから、ストレス発散や快感に繋がってくる。僕としては、読書後に感想して涙を流したり、心が温まる文章を読むとすごく快感で気持ちよくなる。その経験があるからこそ、色んな本を読むたいなあと思うし、趣味の範囲も広まっていく。ただ、学生時代はテストの嵐だったけど、テストでいい点数を取ると、余計に勉強したくなってくるから、資格や学問を勉強したいために本を多く読むということもある。仕事や学問に対する向上心と心が温かくなる快感の2パターンがある場合に、本を読みたくなってくるんじゃないかなあ。

『ケムリクサ』を観て

 ケムリクサが面白かった。序盤は中々盛り上がりに欠けたけど、初めてのたつき作品で、キャラが可愛いから観てた。終わってみると、話の構成、伏線のはり方が非常に上手く、11話でピークに持っていくあたり狙っているなあと感じた。3Dキャラも可愛いから、廃墟というダークな雰囲気にも関わらず、テンポの良い明るい雰囲気があった。完全オリジナルアニメだけど、円盤はかなり売れたようで、1巻だけで約15000枚売れているから、会社としてはかなり潤っているんじゃないかなあと思う。これがたつき監督の魅力かあと思いながらも、ツイッターを見るとスタッフ間もいい雰囲気に見えたし、小規模だからこそできる、ハイクオリティ作品かと感じたりもした。ひさしぶりに面白い作品だったし、ネットでは考察がかなり広く展開されていて、アニメの新しい形を見た。作品の作品は1話で切られることが多いから、ストーリーは二の次というのもあるけど、ストーリーに重点を置いているからこそ、人気が出ているんじゃないかと思う。このヒットを見て、大手の企業が絡むのはいいけど、それはそれで違う作品になってしまうそうなので、小規模ながらの強味を活かして、『第二のケムリクサ』を作ってほしいなと思う。

 ケムリクサと言えば、けものフレンズが例に上がる。1期はたつき監督で、2期から監督が変わるということで、ネットでかなり議論が繰り広げられていた。想像以上にけものフレンズがヒットしたことで、関係している人達の想いがぶつかった証拠に感じるが、詳しいことは分からない。ファンとしては、失望している人が多く、「もう、たつき監督のけものフレンズ」が見れないという意見をちらほら見た。2期からアニメ監督が変わるということはよくあることだが、「監督、脚本、シリーズ構成、コンテ、演出」とかなりの要素をつとめていただけに、アニメ方向性自体が大きく変わることが予想された。現に、けものフレンズ2期は1期とは別物であり、伏線回収の微妙さ、キャラの性格の変化、シナリオの方向性の違いなどから酷評されてしまった。円盤の売り上げも下がってしまい、一体だれが得をするのかという疑問まで頭の中に浮かんでしまった。一つの優良コンテンツが潰れるという状況をまざまざと見せつけれてしまった形になってしまった。アニメは好きだけど、場外乱闘的な話題は好きではないが、SNSの発達によってファンの目にとまってしまうのはどうだろうか。ファンとしては心が痛い。

 キャラの行動や背景にキッチリと伏線を張って、それを回収してくれるというのは、どこからミステリ小説をイメージする。ミステリ小説が好きなのだが、好きな理由は、しっかりと伏線回収をやってくれる部分である。ストーリーの基本ではあるけど、1クール12or13話と言う中で、起承転結でまとめるのは難しいと思う。売れる作品にするために、ストーリーよりもキャラを優先することもある。ケムリクサの場合は、10話でしっかりと伏線をはって、11話以降で回収するという構成なのだが、綿密にはった伏線が見事だった。考察しがいもあり、視聴後にも色々と考えることができた。集中して視聴できる作品って貴重で、多様な可能性を考えることができるというのはこの作品の特徴に思う。面白い作品を作るというのは、作り手の一つの目標なんだけど、社会的にはお金の面も気にしないといけないから難しい。たつき監督関連のけものフレンズでゴタゴタ確かにあった。ただ、完全オリジナルで結果を出したので、これからはアニメブランドの一つとして作品を作り出していくだろう。同じクールにけものフレンズ2が放送されていたのは、偶然か皮肉か。小説や映画でもそうだけど、作品を考えて観るというのは非常に楽しい。

ケムリクサ 1巻[上巻] [Blu-ray]

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『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』を観た

 ゴジラの最新作。ゴジラファン待望の作品である。ゴジラと言えば、日本の特撮作品だが、アメリカでもゴジラが作られ始めた。当初は、大量に繁殖して、高速で人を襲うゴジラだったが、今ではゆっくりと力強く、世界でたった一匹の生物に落ち着いていた。日本版ゴジラを参考にしていると思うが、だからこそ日本向けの作品とも言えるかもしれない。ゴジラと並行して人間ドラマが展開されるが、洋画らしい展開の中に邦画との違いを感じた。ゴジラに対して、友好的な『友達』なのか殲滅すべき『敵』なのかというテーマが盛り込まれている。ゴジラだけではなく、キングギドラモスララドンというメジャー怪獣を出した当たり、日本向けの意味合いが強い。

また、レジェンダリー・ピクチャーズ製作の怪獣映画を同一世界観のクロスオーバー作品として扱うモンスターバースシリーズとしては第3作目の映画である。

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ - Wikipedia

と記載されているように、アベンジャーズとの共通点が見られる。世界観を同一視して、多数の怪獣を出現させ、バトルや対話などを展開している。アメリカでアベンジャーズが受け入れられているので、怪獣映画としてシリーズ化させて人気ブランドにしようという考えなのかもしれない。ゴジラファンとしては、平成VSシリーズを連想すると思う。日本のあのシリーズも世界観は同じであった。メカキングギドラの技術を利用して、メカゴジラが作られたり、ベビーゴジラが成長してゴジラになったりと、作品間に明らかな関係性を持たせている。コアなファン、特に熱狂的な固定ファンを獲得するという意味では有効に思える。当時は1年スパンで作られていたので、年末年始に観に行くということが出来たので、子供にも優しい映画であった。

 今作のゴジラ映画は、体感的にゴジラファン以外での楽しめるように思えた。映画館に行くと、どの時間帯もほぼ満席であったし、世代も幅広かった。子供からその親、祖父母世代まで一緒に観ていたというのには、一種の感動さえ憶えた。幅広い世代に受け入れられる映画というのは強い。『君の名は。』を連想したし、配給が同じ東宝なのも縁なのかもしれない。小難しい理屈を並べるよりも、「細けえことはいいんだよ!」的な考えで、とにかく怪獣バトルが多い。難しいテーマ性を考えるよりも、その場のノリで楽しむ映画であると思う。映画評論家と一般のお客さんがつけた映画に対する点数に差が生じているのはその点かなと。ゴジラ映画に共通するテーマを根拠にして考えると、『ゴジラ』に対する考え方にこれまでと大きな違う点があるから点数は低くなってしまうと思う。

 ハリウッド版ゴジラは、地球のバランサーであり、人類やその構造物を破壊することで、地球の環境をクリーンに戻すというもの。エンディング部でそれは描かれていた。日本のゴジラ観とはかなり違っていて、ここが許容できるできないの分岐点なのかもと。地球のバランサーがゴジラなら、人類って何だろう?と思ってしまうが、ゴジラ=地球の使者に意味を感じる。人類=悪という構図はよく聞くが、アメリカ版ゴジラでは、ゴジラこそ地球の意志というわけであり、人類はゴジラにひれ伏してしまう。人類の武器はまったく無効であり、戦っても勝ち目はない。ただ、オキシジェン・デストロイヤーを米軍が開発しているので、ゴジラに対する絶対的な兵器を保有していることになる。言い換えるなら、ゴジラをコントロールできるわけだが、そこがこれからの物語の肝とも言える。ハリウッド版ゴジラは、怪獣VS怪獣の構図が素晴らしいが、人類とゴジラの関係も気になる所。見ている感じは、平成のVSシリーズ。それをアメリカがリメイクして、迫力ある映画に仕上げている。日本版では、ゴジラは圧倒的強者で日本を破壊するものであるが、アメリカ版では地球環境を再生させる地球怪獣という立ち位置なだけに、日本版とは違った結末が待っていそうではある。

 日本版とアメリカ版ではいつくか違いがあるとはいえ、怪獣バトルは面白かった。着ぐるみではなく、CGが多用されているようだけど、迫力あるバトルになっていた。ゴジラの巨大さもわかり、キングギドラの獰猛さもよく理解できる。一体一体の怪獣が強く、現代兵器が役に立たないという恐怖も描きながら、人間くささの漂うストーリーを構成していた。渡辺謙さんがゴジラ映画で有名な芹沢博士を演じていたり、オキシジェン・デストロイヤーが出て来たり、キングギドラモスララドンなどのメジャー怪獣が出演したりと、日本のファン向けの設定が盛りたくさんで、日本ファン向けに作っていることに驚きを感じた。平成シリーズを見ていたら、ニヤリとできるネタが豊富でビックリする。東宝とよく相談していると思ったし、何よりファンを大切にしているなと思った。ネットではネタになっているけど、マグロ云々のゴジラの頃は、批判も多かっただけに、時代は変わったんだなあと感じる。時代と技術によってゴジラ映画も進化してきた。日本では災害のイメージがあるゴジラだけど、海外では環境も含まれていて、違いが明確に出ている。でも、ゴジラが襲った地域が環境的に再生するというのはどういうことだろうか?生命を活性化させる粒子みたいなものがあるのだろうか?

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(オリジナル・サウンドトラック)

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(オリジナル・サウンドトラック)

 

 

ビジネスマンの自分磨き-『武井壮の自分磨き』

 僕が大学生の頃には、『自分磨き』って割と流行っていた。就職関係の本とか見ても、自分磨きのやり方みたいなものがあったし、自分磨きって永遠のテーマなのかもしれない。とは言っても、実際に自分を磨くのって案外難しい。スキルとか資格とか、形や結果が残るものならいいけど、トーク術とかコミュニケーション力とかの言葉で表現しにくい部分に関しては、場数を踏んだり先輩のマネをしたりして磨いていくしかない。大学生ぐらいの頃から、自分磨きに似たニュアンスの言葉を耳にするようになったけど、結局は自分をいかに成長させるのか?に尽きると思う。精神面、身体面、その他すべての自分に関係することについて成長するのが自分を磨くってことなのではないかと。

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 自分磨きは、若い頃だけじゃなくて、就職して中堅と呼ばれるぐらいになっても必要だと思う。スキルだけじゃなくて、円滑な人間関係とか上司との付き合い方とか、後輩の育成とか、知識と経験両方で自分を磨いていくのが大事。大学生の時には、自分磨き=スキル・知識みたいな印象が強かったけど、働いて見ると経験が大事で、知識だけではどうにもならないことも結構あった。ネットを見ると、自分の意見を出せ!みたいなことを言われているけど、若い頃に上司や先輩の言うことを聞いておくと、30代以降に役立つことがあると思う。まあ、業種によるけど、研究やモノ作りの分野ではかなり大事になってくるし。パワハラとかあるから、全部が全部そうじゃないけど、取捨選択して自分なりに取り込むことが大事かな。

 武井壮さんって面白いと思うけど、芸能界に生き残るために、こんなに考えているとは思わなかった。アドリブが上手かったのは、全部訓練の結果なんだとビックリした。毎日、自分に必要な訓練をすることで、シビアな芸能界を生き残っていく。実は、芸能人の多くは同じなんじゃないかな。見てない所で自分を磨いたりしている。飲み一つとっても、人脈、芸、人間性などすべてが参考になるし、マネできる部分もあったりする。テレビでワイワイ騒いでいるだけではなくて、裏ではすごく勉強しているじゃないかとふと思ったりした。しゃべりが大切なバラエティー業界だけど、生き残っている芸人なんかを見ていると、そこら辺が上手い。この辺の裏話を特集してくれれば面白いけど、『企業秘密』みたいなものだからNGかもしれない。

 磨くって、石ころをダイヤモンドのようにすることだと思っている。要は中身に光るものがあって、それを引き出すこと。ただ、努力次第ではいくら磨いても石ころのままだったりと、努力の方向が鍵を握っている。仕事でも合う合わないがあるわけで、合う仕事に向けてどう磨くかということが非常に重要。それを10代・20代で見つけるというのは難しくて、やおやっぱり危機感とか目的意識がないと光るに光れない。ちょっとしたことで本質が見えて自分の全力を出せるようになることもあるけど、そこまで行けない人もいる。ビジネスマンの自分磨きって、自分の仕事の中で、「何が必要か」をしっかり考えて、それを自分が取得・達成できるようにすることなんじゃないかな。だから、達成できる『何か』を見つけるために転職って大事なんだと思う。

探偵役に付随する絶対音感-『横浜ヴァイオリン工房のホームズ』

 美人の楽器修理工房の店主が主人公。横浜が舞台で、割と珍しい探偵設定だと思った。下宿人の主人公とお姉さん的な役割の探偵。表紙の絵も可愛い。ヴァイオリンが一つのテーマになっていて、最近見た『響けユーフォニアム』シリーズに少し近い。あちらは青春してる高校生が主人公だけど、こっちは大学生の男と絶対音感の店主。ドタバタ劇かと思いきや、きちんと絶対音感を活かした解決法があったりして面白い。というか、店主の響子さんの人脈と知識量がすごい。ある意味で探偵らしい探偵のような気がする。もちろん、完璧超人ではなくて、興味がないこと、つまり料理や家事はダメダメで、それを主人公の広大がこなしていくという役割分担になっている。ちなみに恋愛的な状況はない。

 音楽で生きていくのはしんどいなあと感じてしまったのが一点。実力をつけるための環境作りが大変で、24時間音楽に没頭できる環境がないとプロになるのは難しいらしい。それを達成するには、第一条件として親がお金持ちとでないと無理で、音大に通っても、バイトもせずに一日中音楽・楽器の練習をしないとプロレベルの上達は厳しいとか。圧倒的な才能があれば別だろうけど、就職する時につぶしが聞かないのが厳しい世界だと思う。子供の頃から思う存分ヴァイオリンを弾ける人って中々いないだろうし、何か選ばれた職業のような気がする。それこそ世界クラスの演奏者ともなると。

 ドラマとか小説を読んでいると、楽器の練習をする時に『防音』ってどうなっているんだろうと気になる。いかにクラシックの素晴らしい音楽でも、毎日ならうるさいと思うだろうし、それを感じないブルジョワな余裕のある地域でないと難しいのではないだろうか?僕が知らないだけからしれないけど。趣味ならいいのだけど、プロを目指すとなると家での練習は必要不可欠だろう。この前見た、『響けユーフォニアム』でも、市街地の中で、楽器の練習をしたら怒られるんじゃない?ということが気になってしまった。子供が公園で遊ぶだけで、「うるさい!」とクレームが来る世の中だから、響く楽器ともなると騒音と認識されるのではないだろうか?まあ、そこまで考える人は少ないと思うけど、音についてまったく気にしないで練習できるというのは、すごく恵まれていることだなあ。格差社会の縮図みたいなことを考えてしまった。

横浜ヴァイオリン工房のホームズ (メディアワークス文庫)

横浜ヴァイオリン工房のホームズ (メディアワークス文庫)

 

手軽の遊べる面白さ-『スマホゲーム』

 スマホゲームが面白い。勉強しない子供が増えている、ガチャは規制するべきなど、スマホゲーム関連のニュースを目にした。確かに、スマホゲームはある程度の規制は必要だと思う。スマホゲーム黎明期はガチャにも規制がなくて、月に100万円単位で課金する人もいたらそうだけど、今はそんなに課金しなくても欲しいキャラが手に入るようになった。際限なくお金をつぎ込めてしまうという点に関しては、規制は必要だと思う。ただ、気分転換としてプレイするなら、身近にあるスマホを使えるので最適ではある。結局、使い所を間違わなければいいだけのことなのだが、面白いので長時間プレイしてしまう。面白さに延長線上にあるのは、『達成感』なんだろう。

 スマホゲームは終わりが無い。1,2週間に1度の頻度でイベントがあるし、新キャラ・新カードも続々出てくる。RPGみたいに魔王を倒してハッピーエンドとなることはなくて、際限なくゲームを続けることができる。「時間をかけるだけで強いキャラが出来てしまう」から、中々切ることができない。そこがメリットであってデメリット。ゲームに夢中になってしまう気持ちも分かる。気軽に出来る反面、止めるのが非常に難しい。僕も3年ぐらい一つのゲームをプレイしているけど、惰性な部分もある。だけど、新キャラの獲得とそれによる戦術の広がりを思いつくとまたプレイを続行してしまう。ほんと、ある意味で魔法だ。惰性で続けていても、ある時にダメージや獲得ポイントという『結果』が出てしまうがために、熱中してしまう。

 僕が高校生の頃には、もちろんスマホはなかった。だから、スマホゲームに熱中することはなかったけど、当時にあったとしたらヤバかったと思う。今でもPS4やNintendoスイッチがあるのに、さらにどこでも遊べるスマホゲームがあったら勉強なんて出来ない。親が子供の勉強の心配をするのは分かる。子供の自主性も大事だけど、良い大学に行くなら勉強は必須なので、両立するように計画立てて行動しないといけない。仕事と遊びみたいなことの模範演習と思えばいい。そうは言っても、ゲームにハマると勉強することが面倒くさくなるから、受験シーズンは思い切って止めてもいいと思う。そのぐらい極端にしないと、中々上手くいかないことが多い。スマホゲームと勉強はこれからの時代の対立の一つだと思うなあ。ゲームの集中力を勉強に活かせればいいのになと感じる。

休み明けはストレスが多くなる10連休-「GW連休」

 GW(ゴールデンウィーク)が終わってゆっくりしている。1週間も経つとそれなりに普段の生活に戻ることができるんだけど、ストレスが溜まっている。急激な生活習慣の変化が要因なんだけど、連休のデメリットは結構大きい。長期連休だから海外に行く人にはいい期間だと思う。海外旅行なら行くだけで時間が掛かるし。僕は、国内旅行派だし、行くとしても時期をずらすから、あんまり長期連休の恩恵はないと思っている。それなら3連休を適度に取らせるとか、連休はずらして取得してもいいですよ〜的な制度があったら利用したい。10連休とはいえ、最初の3連休あたりで休み疲れが溜まってしまうから、休みは少なめにして、3連休を増やしてほしい。

 そんなこと言うと、批判されそうだけど、3連休増か10連休を選ばせてくれる制度があったらなあ。まあ、休める業界限定でそんなことがあったら人間、余裕が生まれると思う。週休2日で、いきなりドカーンと10連休というのは、生活サイクル的によろしくない。とは言っても、製造業とか9、10連休は当たり前だったりする。トヨタカレンダーが有名だけど、毎年、GW、お盆、年末年始は休みが多い。工場の関係だったりするんだけど、この辺を見ると業界って全然違うんだなあと思う。今年は10連休と連呼していたけど、実際に休めたのは、毎年長期連休を貰える業界だけなような気もする。コンビニとか忙しそうだったし、デパートも普通に営業してた。

 10連休・10連休と連呼していたネットとかテレビを見て、実際には、稼ぎ時なんだろう。観光業界とか気合100%で営業するだろうし、令和元年ということで、お弁当を販売したりしてたデパートも同じだろうな。令和元年前後は、年末年始みたいな空気だったし、年越しソバがネットで話題になるとか、滅多にないことなので自分なりには楽しんだ。長期連休としてのも、これを狙ってのことかもしれない。僕は楽しんだけど、結局連休後に体調を崩してしまった。長期連休後には調子を崩すから、3連休を増やして欲しいというのが僕の意見なんだけど、ネットを見ると意外に同じ意見が多かったのはビックリした。まあ、連休後半は暇な時間が増えてくるから、同じ意見が増えたんだろうなと思う。