劇場版Fate/stay night [Heaven’s Feel] 3章(最終章)は3作観てよかった
Fateの[Heaven’s Feel] (HF)は本当に観て良かった。Fate/ZEROから観てきたけど、ラストを飾るに相応しい作品だった。まあ、ZEROからは矛盾があってストーリーが繋がらない意見もあるけど、自分としては最初に観たFate作品がZEROなので思い入れがあって一貫した繋がりがあると思っている。これは個人の感想なので仕方ない部分もある。
HFは3作全部劇場版だったが、過去の2作は動画サイトの期間限定無料や映画でも再上映していたので知っている人もいるかもしれない。かなりダークな展開だけど、士郎と桜の恋愛のようでそうでない微妙な関係がすごく良かった。
Fate/staynightは3ルート全部観て初めて語れるなと思ったほどだ。まあ、桜の立場としては非常に可哀想なもので、終盤のポーカーの演出が印象に残った。手持ちのカードが桜がワンペアなのは、かなり象徴的だ。物語の上で、ゲームを通じて人の人生を実感させるのはすごいし、インパクトに残る手法でもある。
ゲームって人生の縮図みたいな要素もあって、昔から将棋や囲碁、チェス、トランプなど数多くのゲームが開発されている。今作はテレビアニメではなくて劇場版にしたのが良かったと思う。3作ということで、振り返る時に見やすし、さすがに2クール26話はかなり体力的にも時間的にもしんどい。テレビではUBW、映画館ではHFといった雰囲気による住み分けもいいだろう。そういえば、FGOのアニメと同じような分け方をしていたなあ。