人生のおつまみ

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京アニ渾身の「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」 メールもいいが、手書きの手紙もいいものだ

[参考]:「京アニ全てのスタッフが頑張った」監督、声を詰まらせ 新作映画公開、舞台あいさつで語った思い|文化・ライフ|地域のニュース|京都新聞

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鬼滅の影響で「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を観る人が増えたらいいなと思う。素晴らしい映画であるのは確かで、近代ヨーロッパをモチーフにしたような世界観が印象に残った。京都アニメーション独自とも言える映像美は確かであり、観る人の心を掴んで離さない。テレビアニメから始まった、所謂完結編とも言える内容なので、テレビ版を知らないとすべてを楽しむことはできないと思うが、孤独な男女とその間に立つ人達のコミュニケーションが素晴らしく、印象に残り、何度も考察させてくれる作品となっている。見ると手紙っていいなあと思わずにはいられない。


手紙の醍醐味は手書きにあると思う。字はその人の心を写す鏡とも言える。メールの時代になってからはパソコンやスマホを使うことで楽に書く事ができるが、手書きの良さも残っている。ラブレターなどは手書きで書けみたいな変なアドバイスもあるぐらいだ。まあ、これは他人との差別化としての側面が強いのだけど、それぐらい手書きというのは効果がある。ヴァイオレットのやっているドールの仕事も手紙の代行なのだ。現代では、手書きは中々難しいのだけど、営業に関する本などを読むと、合間合間に手書きの手紙などを渡すことで、営業先とのコミュニケーションを円滑にするなどの手段がある。


この映画を見ていると手紙ってすごいなあと思う。メールだと筐体(パソコンやスマホ)の中に格納しているので、見返すのは色々と大変な部分がある。何千通もあると見返すことが困難になるからだ。手書きだと、紙の物理的な厚みがあるので、何千通も書けないし、少ない枚数の中でその人の想いを受け取ることができる。ヴァイオレット・エバーガーデンは手紙の大切さを訴えていて、そこに手紙の良さを感じようになってしまった。手書きは面倒くさいが、一度ぐらいは大切な人に送ってみてもいいのではないだろうか?

 

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