人生のおつまみ

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鬼滅の刃から見る国産映画 ハリウッドもいいけど、日本の映画も捨てたもんじゃない

[参考]:ハリウッドもびっくり「鬼滅の刃」大ヒットが見せつけた、“国産映画”の重要性(猿渡由紀) - 個人 - Yahoo!ニュース

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海外ではいまだに映画館で新作が見れない状況が続いているようだ。日本と比較すると感染者数などが桁違いなので、仕方ない部分はあるのかもしれない。とはいえ、鬼滅の刃のヒットは海外でも報道されているそうで、ここまで人気なのはコロナ禍では異例なのだろう。国産アニメ映画ということで、アニメーションという日本の武器ともいえるコンテンツがまさにキラーコンテンツとなって、話題になっている。週末だけで50億円近い興行収入があったそうで、まさに映画館の救世主とも言える存在となっている。元々人気のあるマンガ・アニメであったが、まさかここまで人が押し寄せるとは。


僕が映画館で見た時にも凄まじい人出だった。シアターがほぼ鬼滅で独占されている状況で、ほぼ完売状態だったから当然のことかもしれない。国産映画と言えば、「ジブリ」「新海作品」が代表的かもしれないが、ジャンプ系というドラゴンボールやワンピースの系譜の作品なのが意外なところではある。一つ感じたのは、親子連れやカップルが非常に多かったという点だ。言い換えると家族で観に行く映画となっている点がこれまでの大ヒット映画の共通点とも言える。一部にマニアックな層だけではなくて、幅広い世代である家族が観賞できる映画としてヒットしているのが鬼滅の刃である。


コロナ禍で日本の映画界は死んだも同然の状態だった。新作は延期になり、しかも半年以上先延ばしという状況。さらにソーシャルディスタンスも考慮して、1座席飛ばしで観賞しないといけなかったために、映画業界は収入が激減して、相当苦労していたと思う。それが鬼滅の刃のおかげで一気に巻き返してきた。100億円も狙える位置にいて、まだ公開1週目で50億円というのはまさに快進撃。まだまだリピーターが来るだろうし、入場者特典もさらに配るだろうからまだまだ人が入ることが予想される。大作も11月に公開なので、今月中は鬼滅の刃でもちきりだろう。


日本の国産映画も捨てたもんじゃない。特にアニメに関して日本は非常に強く、集客力がある。ヴァイオレット・エバーガーデンも人が入っているし、アニメってすごいなと感じる。実写化も好きだけど、万人に受ける作品を作るのは難しくて、どうしても俳優・女優目当てのお客さんがターゲットになっている。にアニメは、純粋にストーリーや空想のキャラを妄想して楽しむことができるので、自分の理想のキャラの物語が楽しめるというわけだ。国産アニメをもっと作って、だけどクオリティは低下させずに、質の良いアニメーションを作って、僕たちを楽しませてほしいなと思う。

 

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