人生のおつまみ

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『鬼滅の刃』のアニメ 男性だけでなく女性にも人気のわけとは?

[参考]:「鬼滅の刃」に女性が熱狂する理由|小山晃弘|note

note.com

鬼滅の刃」に女性が熱狂する理由

劇場に行くと、男女で同じぐらいの割合で人がいた。ジャンプ系アニメではヒロアカでも同じような割合だったと思うけど、やっぱり女性人気が高いというのは実感する。僕も好きな映画がリピートするのだけど、割合的に男性は何度も映画館には行かないらしいというのは聞いたことがある。男性は論理的でメリットがないと足を運ばないとか、女性は感情的になるから好きなものにはお金を使うとか、よく分からない理論もあったりするようだけど、結局のところ、物語かキャラのどちらかに比重を置くかによると思う。

 男性の場合は物語に比重を置いて、キャラよりも如何に目的を達成するかを重視するが、女性はキャラがどのように活躍するかに比重を置くのだと思う。もちろん全員が全員同じでないし、一般的な理論はないので一概には言えないけど、そーゆー話も聞いたことがある。僕の場合だと、ストーリーとキャラの割合が半々ぐらいで、物語とキャラが上手くミックスされていないと不快になる。その意味でも一般的ではない。とはいえ、鬼滅がこれだけ男女に関係なく人気なのは、その振れ幅が少なくて、受け入れられる物語性とキャラクター性があるからではないだろうか。

徹底的に欲望の無いキャラ達

この記事を見て一つ思う事は、鬼殺隊は『徹底的に欲望を否定するスタンス』が貫かれているなあということ。将来〜したい、〜になりたいという欲望は一切なく、鬼と無惨を倒すこと以外の復讐しかない。欲望を排除していからこそ、欲望の塊である鬼に相対することができる。鬼滅の魅力ってそこにあると思う。現実の人間は欲望塗れで、我欲を捨てている人間はほとんどいない。ある意味で、鬼滅のキャラは一つの目的に向かって生きているということになる。

 人間が魅力的なのは、一つの目的に向かって行動しているときであり、それが男性だけでなくて女性にも受けている証拠なのかなと。アクションシーンさえかっこ良ければ何回でも観るという人もいるでしょうが、これだけ多くの人に観られているマンガ・アニメというのは、キャラのストーリー上のポジションが確立されていないとこうはいかない。欲望がなく、一つの目的に向かって、ほぼ全員が行動しているだけに魅力的に見えてしまう。まあ、ジャンプマンガだとよく見られるキャラ像なんですけど、味方サイドがほぼ全員欲望で動いていないというのは珍しい。そこに鬼滅の魅力があるのだと思います。

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舞台「鬼滅の刃」

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  • メディア: Prime Video
 

 

鬼滅の刃 8 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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