鬼滅の刃をフジテレビが放送する理由とは? 全集中して批判されるのか
[参考]:フジテレビ『鬼滅の刃』“全集中”放送への批判が的外れだといえる理由(木村 隆志) | マネー現代 | 講談社(1/6)
フジテレビでの“全集中”放送はそれほど悪くない印象である。視聴率は15%を獲得していて、批判されるようないわれはないはずだ。ゴールデンにアニメを放送するな!みたいな意見はまた違った意味で違うような気がするが、視聴者が求めているアニメなので放送しても良いとは思う。フジテレビはジャンプ系アニメを放送してきた歴史がある。ドランゴール、ワンピース、こち亀など人気ジャンプ系アニメを放送していた。今回の鬼滅は非常に人気が高く、驚異的な売れ方をしているので、全力でのっかるのはビジネス的には正解だ。そこに不満は特にない。
さらに、ネットの評価を見ていると、しっかりEDのエンドロールを放送してくれた!という意見があり、EDも大切である。鬼滅の刃の人気に乗っかっていると言われてるフジテレビなのだけど、チャンスは逃すわけにはいかない。関西ローカルでは、ゴールデンタイムに放送するぐらいまで影響しているし、本当に凄まじい人気だ。フジテレビが批判されるのは、アニメに対するやり方なんだと思う。芸能人をねじ込んできて、アニメの世界観を壊すなみたいな意見もあるし、アニメに対しては辛辣な声を出す視聴者も多い感じだ。
アナ雪の放送時には、EDに芸能人を出して歌わせるなどしたみたいで、それが批判された。今回も同じような、芸能人座談会みたいなことがあるのでは?と思ったりしたけど、杞憂に終わった。そもそも、新作ではなくて総集編なので、そんなことはしなかったのだろう。鬼滅の刃の大きなクレジットには、アニプレックス・集英社・Ufotableの3つなので直接には関わっていないからこそ、鬼滅の刃をそのまま放送できるのかもしれない。いや、変に改変すると著作権にも関わってくる。
フジテレビは、ジャンプ系アニメを放送してきた実績があるし、鬼滅の刃にも乗っかる気持ちは分かる。次作以降にはもっと直接関わってくる可能性もあるけど、現状のクオリティを維持してほしいし、フジテレビが入って作風が変わったなんて言われてたら目も開けていられない。有名人を出せば映画が当たる感じで、有名芸能人を声優に当てていることもあるが、鬼滅の刃はそれ自体で人気があるので余計なちょっかいをすると痛い目がする。フジテレビが入るのはいいけど、クオリティが上がるといいな。